メンバーの「歌声」について
で、またまた半年ぶりの更新(^^ゞ
この半年間、相変わらずライヴ月10本のペースで淡々と活動してきたzanka。
昨年の10月末に初のワンマンライヴを無事に終え
この1月には初の全国流通EP『タイム』の発売
そして来る4月には1周年ワンマンを控える
といったこのタイミングで、活動開始の時点から思ってたことをどうにかまとめたので書いておく。
メンバーの歌声について
去年の4/15に楽曲配信が解禁されて以来、毎日聴き続けてライヴにもちょいちょい通いましたけど、いくらなんでも聴き疲れすると思うんですよ、普通なら。
ところが全くそういうこともなく。
聴き疲れしないのは
「4人ともちゃんと歌える」「バランスよく配置された歌割り」
の二つが大きな理由かな、と。(あとは言うまでもなく強烈なハコ推し補正w)
で、メンバーの声質/特徴を表すワードと位置関係を図にしてみました。
上の二人は声に整数次倍音(聴覚上の特徴:キラキラ・ツヤツヤ)が多く
下の二人の声は非整数次倍音(聴覚上の特徴:カサカサ・ザラザラ)が多い
先日公開された「レンアイシューティングガール」のLIVE映像の歌割りに沿って補足。
Cute / Unique 可愛くて個性的
zankaの「顔」。
可愛らしさの中に垣間見える危うい香りが個人的に魅力。
※下部のリンクは各メンバーが歌い出しの楽曲(以下同じ)
Miina
Husky / Sure ハスキーで正確
声質は、まこの対角に位置。料理で言えばスパイス。
以前から定評のある歌唱力の決め手は変幻自在かつ正確なリリース(語尾)。
自見 彩(じげんさやか)
Glossy / Intense 艶やかで力強い
メンバー中、一番通る力強さを持った声。そして実はとても艶めかしい声の持ち主。
まこちゃんと並んでzanka楽曲イメージの屋台骨。
eve
Mild / Sweet まろやかで甘美
特徴的な3人とは対照的な彼女の声が挟まってzanka楽曲が完成する。重要な役割。
まこ・Miinaの声と親和性が高い。歌割りが3人から彼女に、彼女からまた3人へ繋がることで楽曲をさらに表情豊かにする。マイルドで甘口な声とは裏腹に歌割りには物騒なワードがメンバー中最も多く、それも彼女のキャラクターに多面性を添える。
2024.4.29には、始動の地 Spotify O-WESTで1周年記念ワンマンライブの開催も決定しています。
少しでも興味をお持ちになったら是非!音源聴いてライヴ観て(^_-)
DISCOGRAPHY
■CD『Archive』
(完全受注生産※予約期間終了。再販・在庫販売の予定ナシ)
[収録曲]
1. アスターhttps://youtu.be/GoaPEVJQUtA?si=3Ga6F0IjBjEMvGA9
2. アカネ https://youtu.be/c21OAZptrgQ?si=b32bOug5NfjUlc4e
3. フラッシュバック https://youtu.be/HD6N0zaoCog?si=KVPHc0uLTBMn4CLD
4. 名前のない君へ https://youtu.be/oGhmQpBqAJI?si=QhPu23uWmQ9B0tyP
5. Diamond http:// https://youtu.be/-roZgkYAgi0?si=HBJIhvR-MWIbTBJK
■CD『タイム』
2024.1.16 Release
[収録曲]
1. SE アルター(ライヴ・オーバーチュア)
https://youtu.be/q3tNBxVF5uA?si=yO_AvDI72IfXtUc9
2. スカーライト
https://youtu.be/HPBEk-y0Flk?si=HuxeZAmLX-wLUSw9
3. レンアイシューティングガール
https://youtu.be/V0-XKHUhawk?si=Ptfp2M0qX54aBPXE
4. アカトキヤミ
https://youtu.be/a4UkWTerAuY?si=Pp7pyzyuLY0yxy9m
5. ロンリースター
ほらやっぱり長続きしなかったでしょ?
でしょ? じゃねぇしw
読み返してみたらひとつ前の投稿きっちり1年前だしw
推しがグループの活動終了後YouTubeでカバー曲上げ始めた頃でぷっつり終わってる。
最初は「やっとソロで歌う推しを観れる」って手放しで喜んでたけど、相変わらず確たる指針が見えない事務所の姿勢や、結果札束で殴り合うだけに終わって何も残らなかった配信イベントとか、次第に出口の見えないトンネルを走りつづけてるような嫌な感覚にとらわれ始めて、鬱々としてたらそりゃ途切れるわ。
でもね。今年の4月からこっち、毎日が楽しくて楽しくて。
そりゃそうですね。
余計な心配しなくてもがっちり向き合ってくれる運営さん、いい意味でとんがってる先輩たち、そして個性豊かではあるものの、ふんわりとだけどきっと同じ方を向いてるって感じられるメンバーと一緒に、気がつきゃ月に10本平均のライブを始めいろいろ頑張ってる推しの姿を頻繁に確認できるんだから。
ずっと信じてた推しのポテンシャルの高さがどんどん周囲に広まっていく実感。
何に、誰に対してかわかんないけど「ざまあみろ」って言いたくて仕方ないw
活動始めて3か月しないうちに、今の身の丈に合った形でCD発売やワンマンライブ決まるし、「次は何だろう」ってワクワクし続ける毎日を送れるのはホントにうれしい。
でも、まだまだ「見たくても見れない」ファンが日本中に沢山いるから、早くあちこちでライブできるようなグループになってほしいな、と。
がんばって(^_-)
ラジオから流れてきた1曲に救われた話 - I Saw The Light / Todd Rundgren
ちょっと間があいてしまった。
今回は、この曲。
”Something/Anything” Todd Rundgren (1972)から
I Saw The Light (新しくリンク貼りました)
時は2000年。色々あって独り暮らしの身になってしまい、
1台のラジオだけが友だち、という生活をしていたとある秋の夜、
ラジオから流れて来たのがこの曲。
イントロもAメロもBメロもサビも全部「いつかどっかで聴いたことありそう」で
それゆえの安心感というか。
この曲が相当荒んでたおれの気持ちを、なんかふわっと軽くした。
このブログを書き始めて、どうやら自分は「既聴感」のある曲が好きということに気付いたのだが、この曲は「ベストオブ既聴感」そのもので。
すぐにタワーにCD買いに行って繰り返し繰り返し聴いた。
この曲で「光を見た」おれの生活にもその後ほどなくして光が差した、
っていう出来過ぎにもほどがある後日談あるけど聞く?(言わない)
ずいぶん後に見つけたこのカバーバージョンを貼って、今日はおしまい(^^♪
本日の1枚。この1曲。と、ついでにもう1,2曲 -Al Green "How Can You Mend a Broken Heart"
前回に引き続き「オリジナルを超えて好き」な1曲について。
"How Can You Mend a Broken Heart"(傷心の日々)
「フラれた男の曲」が続くのは、偶然です多分w
どうしてそうなったかはもう30年以上前のことなので質問は受け付けません。
アルバム”Let's Stay Together”(1972)収録。
オリジナルのthe Bee Gees(1971)を、メンフィスのHiサウンドでアレンジすると
こうなるよ、という。
この人はKieth Richardsのソロ”Talk is Cheap”収録の"Make No Mistake"と
前にも書いたピーター・バラカンさんの著書「魂のゆくえ」がきっかけで
ベスト盤を買って、聴いて、ハマった(それにしても俺の語彙力のなさよw)。
"Take Me to the River"*3はバンドのレパートリーでした。
他の曲に比べてラッパがないので、これを典型的Hiサウンドと言っていいか
若干ココロもとないけれども。
オリジナルのビージーズはこちら
まぁ前項と同じく
「最初に聴いたのが優れたカバーだったからそっちの方が好き」
ローレンツの雛鳥みたいなもんです、きっと。知らんけど。
典型なHiサウンドは、アルバム表題曲&超名曲のこちらをどうぞ
そしてアルを知るきっかけになったキースのこの曲も貼っておきます。
試験に出ます(何のデストだよ)
ではまた。(情報量多すぎたかもしれない)
*1:聴いてみてください
*2:チャンネル登録よろしくお願いします
*3:このブログの前回と最初の記事にリンクするのです"Take Me To The River" Steve Winwood,Eric Clapton,etc. @ The ARMS Concert,London 1983 - YouTube
本日の1枚。この1曲-Roberta Flack & Donny Hathaway ”You've Lost That Lovin' Feelin'(ふられた気持ち)”
ひきつづき、「カバー曲」について。
純子さんの「Terra3」はもう少し間を開けて考えたいので、
今日は、「オリジナルを超えて好き」な1曲について。
前にもキャロル・キングの項で「君の友だち」をピックアップした
Roberta Flack & Donny Hathawayから”
オリジナルはライチャス・ブラザーズ(1964)
有名な曲のはずなんだが、自分が先に聴いたのがロバータ&ダニーの方だったから
後からライチャス・ブラザースのオリジナルを聴いた時のガッカリ感がねぇ...。
というのも、彼らの触れ込みが
一般的にブルーアイド・ソウル*1の元祖と言われているのは、62年にカリフォルニアで結成されたライチャス・ブラザーズである。この白人デュオは本当の兄弟ではなかったが、クラブに集まる黒人の常連客から〈お前たちのソウルはライチャス(正統)なものだ。ライチャスなブラザーだ〉と評されたことから、ライチャス・ブラザーズと名乗るようになったと言われている。このエピソードが物語るように、ライチャス・ブラザーズの歌は〈まるで黒人が歌っているように聞こえる〉という意味においてブルーアイド・ソウルだった*2
みたいに、散々期待させる記事ばかりだったから、余計に肩すかし食らった...。
だって「ブルーアイドソウル」と言えば、スティーブ・ウインウッドみたいにカッコいい歌声を連想するじゃないですか?
後になって彼らのプロデューサーがフィル・スペクターだったこと思い出して「ああ、だからか」と納得。
フィルの功績はもちろん認めます(ロネッツ大好きだし)、この曲は「俺の好きじゃないフィルのパターン(大げさ過ぎるアレンジ)」ってことですね。
オリジナルが好きじゃない理由ばっかり語っても仕方ないかw
己の語彙力のなさを恨むしかないのだが、ものすごく好きw
ロバータとダニーの歌声はもちろんのこと、それを活かすアレンが秀逸。
できればイヤホンしてじっくり聴いて下さい♪
オリジナルに近い、Hall&Oatsのカバーも貼っときます。
ホール&オーツの好きなアルバムも近いうちに。
*1:ブルー・アイド・ソウル(Blue-Eyed Soul)とは、ポピュラー音楽のジャンルのひとつで、 元来は黒人のものであったR&Bやソウルミュージックを白人が取り入れ形成した白人の音楽を指す Wikipediaより
1枚のカバーアルバムに関する考察
米田に贈った大橋純子さんのカバーアルバム「Terra」には、Terra2,Terra3と続編がある。
「Terra」の選曲テーマは「オリジナルの歌い手が北海道出身」。
「そしたら2,3ってどういうテーマ、基準で選曲したんだろう?」ってふと思ったんですね。
で、調べてみました。 まずは「Terra2」(2009年:VPCC-81638)
01.アジアの純真(PUFFY)(作詞:井上陽水/作曲:奥田民生)<1996>
02.あの日にかえりたい(荒井由実)(作詞/作曲:荒井由実)<1975>
03.真夏の果実(サザンオールスターズ)(作詞/作曲:桑田佳祐)<1990>
04.駅(中森明菜)(作詞/作曲:竹内まりや)<1986>
05.言葉にできない(オフコース)(作詞/作曲:小田和正)<1982>
06.SAY YES(CHAGE&ASKA)(作詞/作曲:飛鳥涼)<1991>
07.RIDE ON TIME(山下達郎)(作詞/作曲:山下達郎)<1980>
08.いっそセレナーデ(井上陽水)(作詞/作曲:井上陽水)<1984>
09.中央フリーウェイ(松任谷由実)(作詞/作曲:荒井由実)<1976>
10.愛は時を越えて(大橋純子)(作詞:芹沢類/作曲:織田哲郎)<1992>
■年代を軸に分類してみた
ひとつの選曲基準として全10曲を年代別(前・中・後)でアバウトに分類するとこうなった。
70年代中期 2曲 荒井由実(02,09)
90年代前期 3曲 サザン・チャゲアス・大橋純子(03,06,10)
90年代中期 1曲 PUFFY(01)
70s:80s:90s=2曲:4曲:4曲=1:2:2 という比率。
そこで、70年代のユーミンを無理やりダブルスコアにしたらw
70s:80s:90s=4曲:4曲:4曲=1:1:1
各年代実質イーブンに選曲されていることが判った(というか、したw)。
■このアルバムって誰に向けて作られたのか
こういう比率で作られた(であろう)2009年発売のこのアルバムは、
どのあたりの層に向けて作られたんだろうか。
1.純子さんのファン。これは当然としてですね、
2.純子さんの歌をテレビやラジオで聴いていた2009年当時40代以上の人
→ 俺じゃんw
1967年生まれのおれが、音楽を意識し始めた70年代後半以降、
全部リアルタイムで聴いてきた曲たちだからそりゃそうか。
書いている今も、曲ごとにいろんな情景が浮かんできてます。
んで、純子さんほどの歌手が歌ってんなら聴いてみようって思うもん。
という層に向けて選曲されてるな、と勝手にひとつの結論に至りましたw
■結論がでたところで
今回こんなふうに収録曲を年代順にバラしてみて思ったのは
「カバーアルバムこそターゲットが大事」ってことですね。
いや、「好きな曲選んで歌ってみました」ってのも勿論アリなんだけどさ。
ファンなら買うだろうし。
でも、俺みたいに「知ってるけどそこまでのファンではない」人にも
刺さるように練り込まれた選曲もあるんだな、とつくづく思わされました。
純子さんの「愛は時を越えて」を歌う織田さんの動画見つけたので貼っときます。
ではまた。(まとめるのに3日かかったのは内緒ですw)
本日の1枚。この1曲-大橋純子
本日はこちら。
Terra / 大橋純子(2007)米田に贈った3枚目。
大橋さん自身の出身地、北海道夕張市が財政再建団体に認定されたことを受けて、
同郷人アーティストの曲だけを集めて歌ったカバーアルバム。
大橋純子初の邦楽カヴァーとなるアルバムでは、中島みゆき、松山千春、安全地帯、DREAMS COME TRUEなどJ-POPシーンを代表する同じ北海道出身のアーティストが残した名曲に挑戦。
誰もが口ずさめる「時代」「季節の中で」「ワインレッドの心」 「LOVE LOVE LOVE」などのヒット曲の数々をニューアレンジで熱唱。アコースティック・ロック、ラテン、JAZZ、クラシックなどバラエティに富んだ"オトナ"サウンドによるクォリティのカヴァーアルバムが完成。オリジナルとはまた一味違った老若男女が楽しめる作品です。
※Terra(テラ)はラテン語で大地を意味する言葉。生まれ育ったふるさとの大地をイメージしてこのタイトルがつけられています。
※チャリティとしてアルバムの売上金の一部を夕張市に寄付させていただきます。
キャロル・キングとアレサの2枚を贈った後、
「次は邦楽カバーのネタ帳*2になるCDがいいよな」って思って探してた時に
YouTubeで見つけた「恋の予感」のカバー。聴いた。即決。
自分にとっての大橋純子さんは「シルエット・ロマンス」(1981年)。
そのセルフカバーが入ってるのもポイント高い。
まず自分用に購入。(自分の手元にも置いときたかった)
1回聴いた後、もう一枚買ってそれを贈りました(未開封じゃないとNGなので)。
収録曲
01. 時代(中島みゆき)(作詞・作曲:中島みゆき)<1975><1976><1993><2012>
02. 季節の中で(松山千春)(作詞・作曲:松山千春)<1978>
03. ワインレッドの心(安全地帯)(作詞:井上陽水 作曲:玉置浩二)<1983>
04. 地上の星(中島みゆき)(作詞・作曲:中島みゆき)<2000>
05. 大空と大地の中で(松山千春)(作詞・作曲:松山千春)<1977><1998><2006>
06. 恋の予感(安全地帯)(作詞:井上陽水 作曲:玉置浩二)<1984>
07. 未来予想図 II(DREAMS COME TRUE)(作詞・作曲:吉田美和)<1989>
08. プリズム(YUKI)(作詞:YUKI・作曲:Andy Sturmer)<2002>
09. LOVE LOVE LOVE(DREAMS COME TRUE)(作詞:吉田美和・作曲:吉田美和・中村正人)<1995>
10. HOWEVER(GLAY)(作詞・作曲:TAKURO)<1997>
ボーナストラック
11. シルエット・ロマンス(大橋純子セルフカヴァー)(作詞:来生えつこ・作曲:来生たかお)<1981>
※カッコ内はオリジナルアーティスト名 筆者追記→(詞・曲)<発表年>
このカバー集は選曲・アレンジともに素晴らしい「2」「3」と続編があるので、それについてもいつか。
丁度、米田が6/18の配信で「カバーするならどんなのがいい?」って問いかけてくれたので
次回から、それについて自分の思ったところを書いていこうと思います。
(作詞作曲者名と発表年を追記したのはそのためもあります)
ではまた。
*1:http://junko-ohashi.com/index.html
*2:曲・コンセプト・アレンジ