本日のこの1枚。この1曲-Donny Hathaway

今日はこれ。

Donny Hathaway-LIVE(1972)

ピーター・バラカンさんの「魂(ソウル)のゆくえ」という本で知って以来

かれこれ35年近く聴き続けている1枚。

とにかく好き。本当に好き。どれぐらい好きかっていうと

「娘の嫁入り道具に決めてる」ぐらい好き。 以上。

 

ウソです。続けます。(娘に贈るつもりなのはホントです)

 

米田に贈った4枚目のCD(記事の都合上3枚目は後日)。

クリスマスのプレゼント用(決められたプレゼントの規定はきちんと守る*1タイプですw)に、だったかな...「青春トレイン」の握手会(パシフィコ横浜)の空き時間にみなとみらいのHMVで買いました。

アトランティック・レーベルの名盤シリーズで1,000円。

 

当券で握手券1枚足せるじゃん、なんて考えなかった。

 

ウソです。ちょっとだけ考えましたw

 

で、このアルバムの何が凄いかって「演者と聴衆の一体感」。

裏ジャケットの写真のとおり、小さい箱での収録だから、音がものすごくレアで聴衆の歓声も近い。

 

特に2曲目の”The Ghetto”と4曲目の”You've Got a Friend(君の友だち)” がアツい。

はい。ここでまたキャロル・キング(君の友だち)にリンクします。

 

まずは”The Ghetto”

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”The Ghetto”は、9分近くの長い、しかもほぼ歌なしの曲だが、のっけから客がとてもウルサイw

特徴的なリフが延々と続き、ブレイクのコンガ・ソロ(ダニーはカウベルで参加)から、

ダニーが聴衆を煽って「ソウル・クラップ」をさせた後、男女に分けて歌わせて、ガツンと終わる。

 

初めて聴いた後思わず唸りましたよ。こういう感動があるから音楽っていいよなぁ。

この曲はスタジオ版もあるけど、最初に聴くなら絶対こっちのライヴがお勧め。

 

おまけ:このレコードより少し前の1970年のライブ映像がこちら(あやしいサムネだけど再生出来ます)メンツは全員レコードと同じ(たぶん)

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そしてそして、4曲目の「君の友だち」。

イントロ一発でお客のお姉さんたちが大絶叫。

そしてBメロの”You just call out my name~”で会場中大合唱。

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Ghettoとはちがってこっちはスタジオ版もお勧めです。

ロバータ・フラックとデュエットしたアルバム(1972年)ね。

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このデュエットアルバムの「君の友だち」はその先行シングルで71年5月に発売されてたから、

どうりでイントロ一発で沸くワケだわ。(このライブの録音は1971年8月)

 

今回調べて初めて時系列で理解したよ。米田、君のおかげだ。ありがとうw

 

多分だけど、米田が企画ライブのカバーしたのは、こっちの歌い回しに寄せた気がします。

 

ではまた。(急に終わるw)

*1:「定価1万円以下」のルールを破るヤツのせいでプレゼント自体が禁止されたら、こういうささやかなことさえできなくなる。当時僕がその手のヤツに内心怒りくるってたのはそれが理由

本日のこの1枚。この1曲-Aretha Franklin

本日はこちら。”LADY SOUL / Aretha Franklin”(1968)

先に紹介したキャロル・キングと同時に米田に贈った1枚。

LadySoul

01.Chain of Fools  (Don Covay)
02.Money Won't Change You  (James Brown, Nat Jones)
03.People Get Ready  (Curtis Mayfield)
04.Niki Hoeky  (Jim Ford, Lolly Vegas, Pat Vegas)
05.(You Make Me Feel Like) A Natural Woman  (Gerry Goffin, Carole King, Jerry Wexler)
06.(Sweet Sweet Baby) Since You've Been Gone  (Aretha Franklin, Ted White)
07.Good to Me As I Am to You  (A. Franklin, T. White)
08.Come Back Baby  (Walter Davis)
09.Groovin'  (Felix Cavaliere, Eddie Brigati)
10.Ain't No Way  (Carolyn Franklin)

 

5曲目の”A Natural Woman”はアレサのために書かれた曲で、

のちにキャロルが「つづれおり」でセルフ・カヴァー。

この曲つながりでアレサのことも知ってもらいたいな、というのが一緒に贈った理由。

"Lady Soul"ですからね。

 

自分がこのレコードを買ったのは19歳の時。

07.Good to Me As I Am to You で「エリック・クラプトンが弾いてる」のが理由だったけど、

期待してたの違って...。とまぁ、その良さをわかるには若すぎたとw

 

それはともかく。良曲揃いのアルバム。

 

このレコード買ってよかったのは、こっから色んな人を知れたってこと。

 

↓の人たちは後から買って大事に大事に聴きました。

01.→ストーンズ(カバーしたMercy,Mercyの作者がDon Covey)

02.→J.B.

03.→カーティス・メイフィールド(同じ時期ににジェフ・ベックがロッド・スチュアートを迎えてカバーしてた)

08.→レイ・チャールズ

09.→ヤング・ラスカルズ

なんなら1曲ずつオリジナル貼っちまおうかって思うほどw

ってことで、また。

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そりゃ作曲者冥利に尽きますわね。

キャロル・キングの<ケネディ・センター名誉賞>受賞を称えたパフォーマンスより)

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ロッド・スチュアートのソウルフルなカバーも貼っとく( ᐢ ˙꒳˙)( ˙꒳˙ᐢ )

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本日の1枚。この1曲-Carole King

色々迷った挙句、米田に贈ったCD順に書いて行く。(すぐネタ切れするけどw)

 

サブスクで聴くのがほぼ当たり前の時代に、あえてCDで贈る理由は主に2つ。

①「名盤」と呼ばれるアルバムは、カバーアートも含めて知っておいてほしい

②名盤の収録曲の中にはシングルカットされていない「隠れた名曲」があるので、

後々のキャリアのための「引き出し」に。

 

で、まずはこれ。

Carole King-キャロル・キング- / Tapestry-つづれおり-(1971)

つづれおり』(Tapestry)は、1971年2月10日に発表された、シンガーソングライターキャロル・キングの2枚目のソロ・アルバムで(中略)アメリカにおいて15週連続1位を獲得し、その後約6年(306週)に亘りチャートに登場していた。アルバムは、4つのグラミー賞最優秀アルバム賞、最優秀女性ポップ・ヴォーカル、最優秀レコード賞「イッツ・トゥー・レイト」、最優秀楽曲賞「君の友だち」)も獲得している。Wikipediaより)

 

キャロル・キングのキャリアは本当にざっくり言うと、作詞家の旦那さんとのソングライティングが始まり。

コンビで産み出した曲たちは、リトル・エヴァの「ロコモーション」、ドリフターズの「アップ・オン・ザ・ルーフ」、ビートルズが1stアルバムでカバーした「チェインズ」などなど、語り始めるとまぁ枚挙に暇がないですな。

 

で、キャロル・キングの名前ぐらい知っといても損しない(むしろ知っておいて欲しいw)のと、収録曲の「君の友だち(You've Got A Friend)」を米田が企画ライブでカバーしてたこともあり、とっつきやすいだろうな、というのが選んだいちばんの理由。

あと、このレコード1枚がハブになって、次のCD選ぶのが楽!なのw

 

ということで、ではまたそのうち。

 

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おまけ①。The Loco-Motion あえてGFRを貼るw

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おまけ② 

ドリフターズは「スタンド・バイ・ミー」で有名なベン・E・キングがいたグループ。(この曲の発表時には既に脱退)

「疲れてうんざりした時は屋根から街を見下ろして、嫌なことは空に飛ばしちゃうのさ。

君もくじけそうになったらやってみなよ?」っていう少し前向きになれる歌。

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結局1曲じゃ済まないというw

さて、また始めてみようか...

今までに何回かブログを書いたことは、ある。

 

でも長続きしないんだ、これがw 書く目的が希薄だったから。

 

で、また書いてみっか、って思ったのは

「教えてくれた曲はちゃんとチェックしてるよ」って言ってくれる人がいるから。

 

 

....いかん。何を言っているんだおれは。

自分の娘と大して歳の違わない娘さんににコロッと逝ってる場合か...。

 

とは全然思わなくてですねw

2019年の暮れにその歌声*1に惹かれてしまって以来、

見る専門でほぼ動かすことのなかったTwitterが、FacebookからSNSの主役の座を奪い、

ちょっと前まであんなにバカにしてた「おんなじCDを何十枚も買う」人になり...。

 

なにより、自分を一番つき動かしたのは

「この子は絶対いい歌い手さんになるな。その姿を見届けたいな」

という確信に近い想像と、願望。

 

毎日の配信や年に数回の短い会話の中で「自分が出来る応援って何だろうか」と考えたのが

「おれは今までこんな音楽を聴いてきたよ」って伝えることだな、と。

 

見るたびにクラクラする家のローン残高や、まだしばらく続くひとり娘の学費のことを考えると

金銭的に大したことは出来ないけど、ガキの頃から聴いてきた「音楽の貯金」なら何とかなるだろう、と。

 

先々一緒に作品をつくる人達との会話で「なになに風な感じで」みたいな流れになった時、

「あ、あれか」ってイメージできることが増えるかもしれないな、そんなふうに役に立てたらいいな、と。

 

そんなふうに想いながら、日々彼女がくれたメール*2への返信やツイートのリプは、

その内容から想起された曲をなるべく貼ることにしていたから、

貼る曲を探す過程で自分のルーツを再確認したり、新たな発見もあったりして、

自分の音楽生活も以前とはちがった形ではあるけど充実していた。

 

と、まぁ、そんなわけで今度は前より長続きするんじゃないかな多分、という予感とともに

1曲目は自分にとって大事なレコードの1枚で、このブログのタイトルにした

The Facesの3rdアルバム(1971)"a nod is as good as a wink ... to a blind horse"から

"Stay with Me"

youtu.be

*1:当然ながら歌声だけでは、ない

*2:通称:モバメ